進化が凄い!近頃の育毛シャンプー!

最近の育毛シャンプーについてアレコレ語ります。

毛穴に棲みつく細菌たち・・・

今の時代は髪の悩みを抱える人が多くなっているのですが、頭皮の毛穴にはどのような菌が存在しているのでしょうか。実際に必要な菌もあります。逆に頭皮や毛穴に入り込んでしまって毛根部分の養分を餌にして異常増殖して頭皮や髪の毛に悪影響を与えてしまう場合もあります。

皮膚の常在菌は頭皮にも顔の皮膚と同様に一定のバランスを保ちながら特に大量に生息しています。皮膚常在菌が分泌するリパーゼによって作られる脂肪酸は、頭皮細胞と毛母細胞の発育に関係しているのです。

頭皮の新陳代謝を高めて適度な皮脂量を保つ皮膚常在菌のバランスを整えたスキャルプケアが頭皮の健康にとって重要なポイントとなっています。その中で、皮膚常在菌の一種でカビの仲間である皮膚常在真菌がフケの増加に関係があるといわれています。

マラセチアは皮膚が多いと繁植して頭皮に刺激を与えることにより新陳代謝を活発にします。通常のサイクル以上の速さで新陳代謝が進むことによりフケが大量に発生してしまうのです。真菌は女性よりも男性に多くみられていて、特に皮脂分泌の多い20代~30代に多いといわれています。

毛穴の入口付近に棲んでいるアクネ桿菌は、通常は肌を弱酸性に保つために働く良い細菌です。アクネ桿菌は誰の毛穴にもいます。問題としては増殖率で、皮膚ダニもアクネ桿菌同様で誰の毛穴にもわずかに棲息する微生物です。

毛穴に溜まった角質が多いとダニがそれを食べて、毛穴の入口付近で異常増殖してしまいます。1つの毛穴から見つかったいう場合でも、その数十倍増殖している可能性が高いといえます。
皮膚線や汗線から分泌される汗や皮膚を餌として、善玉菌在菌が皮膚膜を形成しています。悪玉菌の数が少なく、皮脂膜の天然のクリームにより、肌がなめらかに潤っている状態です。この状態は頭皮が良好な状態といえます。

頭皮が荒れている状態については、何らかの原因によって、皮膚膜の層が壊れ、悪玉菌在菌の数が減少して、頭皮の表面が乾燥して、そこに悪玉の常在菌が棲みつき、肌荒れなどの炎症を引き起こしている状態と言えます。

毛穴には雑菌やダニがいるといわれていますが、異常増殖させないためには何よりも頭皮を清潔に保つことが第一条件となっています。

実際に毛穴にはだれでも菌があるといわれていますが、その中で何よりも正しいケアを行うことにより、毛穴の菌の増殖を防ぐことができます。髪や頭皮の悩みを抱えている人はまずは、頭皮の毛穴の環境を整えることを優先に考えるようにしましょう。